先週の金曜日11/22(金)は北欧カフェhaccoさんにて「ミスティックフィンランド」と題した茶話会を開催させていただきました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。茶話会では、フィンランドのスライドショーをご覧いただいたり、フィンランドの神秘的な側面をはじめ、文化や伝統などについてお話させていただきました。
その中でキーとなる「なぜ極寒のフィンランドへ行くのか?」というお話をさせていただきました。
フィンランドリトリートは2014年2月14日~21日に開催しますが、一つの理由は2014年2月はオーロラ発生のピークという予報があります。オーロラが見えるチャンスが高いのがフィンランドの2月ですが、それだけではありません。この時のフィンランドの温度は地域にもよりますが、マイナス18度~20度。まさに極寒です。日本でもこのような温度になる地域はありますが、日中ずっとという感じではなく、早朝だったり高い山の上だったりします。でも、フィンランドの2月はずっと極寒です。まず日本では味わえない体験です。
これは小さい頃の社会見学等で体験したことがある方もいると思いますが、冷凍庫に入った時の感覚です。テンションが上がり、アドレナリンも刺激されます。ある意味ハイテンションになるほどの気温です。子供の頃の無邪気さが出てくる体験です。
体に大きな刺激を与えることで、体は今まで生きてこれた範囲外の体験をすることになります。これは、旅に出ると開放的になる原理でもありますが、今まで味わったことがないような気温の中にいく体験は、今までの固定概念や体が持ってきた思考パターンや行動パターンに刺激を与えて、「こういう気温を体験しても死ぬことはないんだ」ということを覚えます。すると、「勇気」や「チャレンジ精神」が沸き起こります。古い尺度をリリースし、「よしっ!」という気合のようなパワーを取り戻すのに大きなヘルプになるんです。
フィンランドは自然に溢れています。自然と一体の文化。これは、日本にも通じるものがあり、日本との共通点とも言えます。自然と繋がれば、傷付くこともできなくなるし、豊かな心を知ることになります。しかし、日本文化・社会は、様々な情報や近代の文明の発展の中で、忙しさや日々やらなきゃならない義務の中で、自然との繋がりを忘れてしまう傾向があります。フィンランドの大自然と触れ合い、静寂さを取り戻すことで、本来の私たちが持っている自然との繋がりを取り戻すことができるのが、フィンランドの魅力の一つだと個人的に感じています。