言葉で伝えることがとても難しいことがあります。
それは「体験」です。
例えば、誰かがハワイに行って素晴らしい海の景色について言葉で伝えようとします。写真等を見せて説明はできますが、体験した本当の感動等は言葉だけでは伝えることはできません。感動したんだなってことは伝えることはできても、本当の体験は伝わりません。ハワイに行って一緒にその景色を見るしかないです。しかも、その感動の質は、皆異なります。それぞれがユニークな感性を持っているから。
見ている色そのものを言葉で表すことはできません。例えば、実際に見ているリンゴの赤を言葉では伝わりません。実際のそのものを見せて、その人に見て体験してもらうしかないですね。
ある人が空を飛ぶ人を見たという話があります。そのストーリーについては言葉で十分伝えることができますが、そのときの風景や驚き等体験が伴うことは言葉で説明することはできません。
よく「常識」と考えられている概念から外れた出来事や科学で扱える範疇から出てしまう体験の話を聞くと、あくまでも傾向になりますが、ネガティブに捉えて否定する場合があります。
しかし、否定することは不可能です。なぜならば、その体験は自分の体験ではないからです。自分の体験の中に存在しないから否定も肯定もできません。しかし、その話は意識に響くと共鳴して実際の体験へと繋がる引き金になります。
僕たちは様々な出来事を体験するためにここにいるということが言えると思います。そして、様々な体験の話を聞くことで、好奇心や行動力に響き、その体験について「知りたい」「実際に体験したい」という意識が入り、実際に現実化し体験することができるようになります。意図がとても大切です。様々な体験の話を聞いて、実際にそのような体験ができたら楽しいなぁって感じたら、それは既に現実化することになると言えると感じています。もっと言うと、人から聞いた話はある意味自分が現実化させて言わせているとも言えると感じています。全ての人の意識は繋がっているからです。人の話を聞くのはとても大切なことですが、全てを単に信じるのではなくて、自分の体験の中に活用することがポイントだと感じています。
言葉で伝え難い「体験」には、この世がバーチャルな世界である証を含んでいるように感じています。