ダ・ヴィンチ・コードが映画化されたとのことで、公開初日に早速観にいってきました。さすがに上下二冊の内容を2時間30分程にまとめるのには困難があるように感じましたが、様々な映像を駆使して一つのストーリーとして完成させており驚きました。多少のカットした部分はありますが、さすがに映画化は難しかったでしょう。でも、ダヴィンチコードの意図はしっかりと伝わってきました。そして最後にはフィクションであるとのメッセージが。
賛否両論はあるでしょうが、今の時代を表している内容だと思います。歴史には必ず秘密が隠されています。そして、その秘密はあるポイントを目指して徐々に表に出てくる。それが統合ということなんでしょうね。例えるなら、影と光が一つになるということですね。例えば、自分が光だとします。全てが光であるとして、その中に自分が入っていても自分が何だか分からないですよね。影の場合も同じ。だから、影と光に分けておく必要があったんでしょう。
でも、今は時代が違います。自分は光だったんだと認識しはじめることで、全てが光になってくる。光と影を分ける必要がなくなってくるということ。情報についても同じでしょう。
今の時代と照らし合わせてみると、ダヴィンチコードは内容はもちろんですが、その表現方法として十分に読む価値がある作品だと感じます。まだの方は、まず小説を読んでから映画を見ることをおすすめします。そうすることでよりダヴィンチコードを味わうことができると感じます。