執着。これが様々な出来事の現実化を妨げている一つの要素です。
執着とは、ある物事に縛られて、そこから逃げられないことを言いますが、
これが「~しなければならない」という義務感~圧迫感に繋がります。
執着があると、思考が様々なリハーサルをし始めます。
思考の傾向は、物事をどんどんとネガティブな方向に考えがちです。
ちなみに、ネガティブ・ポジティブは考え方の一つであり、主観的なものなので個人的な判断になります。ネガティブな思考は実際の方向とは逆に進ませようとする思考です。つまり、思考がどんどんと本来の姿から遠ざけるように
劇のリハーサルのように様々な状況や環境を描きます。
そのため、一向に先に進まないような状況が現実化してしまうんですね。
大抵の場合、頭で執着していろいろ考えていることは、その通りには現実化しないものです。
義務感や圧迫感は大きなストレスを引き起こします。
この宇宙のシステムは私たちの心を投影した世界です。
本当になりたい自分は、自然にしていれば見えてくるものです。
執着を引き起こす思考はウソであると言っても過言ではないと感じています。
心から楽しいことをドンドンと実践するしかないです。
心をオープンにして、リラックスすることが現実化を加速的に速くします。
例えば、自分の生活を見て、執着心が創ったルール等ありませんか?
それを止めて見るのも新しい意識のゲートを開くヒントかもしれません。
最近スタッフと話しているのは小さい頃の思い出話です。
実は、過去への執着が今に影響を及ぼしていることが多いものです。
特に親や学校の影響は大きいものです。自分と対話をして、過去の体験を
振り返ってみるのも必要だと感じます。
ただし、気を付けなければならないことは、その体験を単に観察し
再体験しないことです。再体験する必要はありません。
単なる記憶のデータとして観察し、「あぁ、こんなことあったなぁ」
ぐらいで十分です。実際、その思い出は「今」には存在していませんから。
過去の気になる思い出を観察できれば、執着が消えて、そのことが引き金に
なっていた葛藤やエゴの解放が始まり、本当に面白いことが始まります。
杉山清貴さんのMomentという曲の歌詞に
「焦らず振り返ってみる時間も無駄じゃないさ」
「焦らず君のペースを掴もう 全て君のためさ」
というのがありますが、これが執着を解放させるコツだと感じます。