「天国の青い蝶(The Blue Butterfly)」という映画があります。この映画は人間の可能性について非常に興味深く描かれています。話は余命僅かの少年が夢であった幻の青い蝶「ブルーモルフォ」を捕まえることを最後の夢として、昆虫学者と母親と共に南米のコスタリカへ旅に行くという話です。
この話はカナダの昆虫学者ジョルジュ・ブロッサールとダヴィッド少年との触れあいを元に作られている本当にあった実話なんです。余命僅かの脳腫瘍で歩くことも困難になっているダヴィッド少年はジョルジュ博士と熱帯雨林へ出かけます。そして、見事青い蝶を捕まえることができ、戻ってきたらなんと脳腫瘍が消えていたんです。
病気、特に腫瘍は内側の葛藤が作り出します。特にセンチメンタリティ、自己憐憫が大きく影響しています。ダヴィッド少年のように自分の長年の夢へ向かうジョイのエネルギーを放出すると、内側のエゴが解放されて、病気が治ってしまうんですね。例えば余命何日と宣言されていたとしても。天国の青い蝶は、人間の自己治癒力の可能性、ジョイのパワーを分かりやすく伝えてくれています。
また、この映画は、南米の文化も写しています。特にシャーマン(メディスンマン)の存在です。シャーマニズムに興味ある方にもおすすめの映画です。
この映画の中で現地の少女がとても大切な言葉を言いますので、お見逃し無く。また昆虫や爬虫類が苦手な方はちょっと・・・かもしれません。熱帯雨林の自然を写している映画なので、動物や昆虫や爬虫類等も結構出てきます。