夢と現実が分からなくなるという声をよく聞きます。朝起きたときに今どこにいるのか分からなくなったり、日中も夢のような感覚でリアル感を感じれなくなってきたというような体験をされている方が増えているようです。
道教の始祖の一人である中国の思想家の荘子の話の中に「胡蝶の夢」というのがあります。あるとき荘子が夢を見て目覚めたのですが、「荘子が夢で蝶になっているのか、蝶が夢で荘子になっているのか分からない」という話があります。
まさに荘子の話はこの現実と夢の話を象徴しているように感じます。あるポイントになると確かに夢と現実の区別はつかなくなってきます。こちら側とあちら側の境界線が無くなり、全てが統合されてきます。これがある意味、二元性から統合になることとも繋がりますね。
そのような視点で夢を体感すると今まで見えていなかった事が明らかになってきます。夢とリアルの関連性や、同時に進行している自分や世界が見えてきます。もっと言えば、夢を見ているのは一体誰なのか?という疑問も生じてくるかもしれません。現実と夢を分けずに全てを統合して生きることが本来の人生の姿であったり、生と死のサイクルを知る体験にもなってくるんです。それが明晰夢や幽体離脱のような体験とも繋がっています。
しかし、これにはとても注意が必要です。この今の現実が夢だとして、何をしてもよいということにはなりません。私たちはお互いに合意した時空で暮らしていて、お互いを尊重しつつこの世界を観察をしています。いろいろな五感や感情などの体感を含めて夢として捉えることがポイントになります。
とみ-さんおはようございます。
あまり気に留めてなかったのですが、とみ-さんのブログでああそうか、って気付きました。
私はこの頃ずっと朝、目が覚めると今日が何曜日かさっぱりわからなくて・・・
全く別の曜日に感じてしまいます。
疲れてるわけでもないし・・・
夢を見てても、現実の世界にいるようなリアルな感覚がすることが多くなりました。
これから、もっと今まで感じたことの無い体験が出来るのかと思うと、嬉しいです
> yumyさん
コメントありがとうございます。そうですね。リアリティとドリームの統合が始まると面白い事が起こり始めます。
注意にも書いたとおり、バランスを大切にどちらもリアルとしてエンジョイしてくださいね。