私たちが寝ている間に見る夢。夢の内容というものは、私たちがどれだけのストレスやブロック、思考パターン、行動パターン、葛藤などに支配されているかによって変化していきます。前提として、夢とはニュートラルで「良い夢」とか「悪い夢」というように分類できるものではありません。夢とは個人的な体験です。どの角度で体験するかで内容の解釈が変化していきます。
葛藤・カルマの影響があると、夢は個人的な内容で日常を繰り返す内容や日ごろ持っている不満やストレスが夢に影響を与えます。
徐々にブロックがリリースされてくるにつれ、夢はよりリアルになり、様々なインスピレーションやメッセージがあるような内容になってきます。しかし、この段階でも、完全にブロックが取れている訳ではなく、まだ社会的に何かをしなければならないという概念や、今すべきことは?というような概念は入っています。また、「富士山の夢を見るとラッキー」とか「ヘビの夢を見ると良いことが起こる」というような文化的な影響というものもあります。
次の段階では、夢のストーリーが無くなる、つまりは「主観」と「対象」というような二元性とも呼べるものが全く入らない夢に変わってきます。ただの色だけや音だけの夢だったり、幾何学の夢だったりなど、「私」という概念が無い夢です。
最終的には夢を見ることが無くなります。もしくは、全てが「夢」という認識に変わるかもしれません。
この意味で、夢占いや夢分析はある段階までは役立つこともあるかもしれませんが、あまり意味を成さなくなってきます。全ては個人個人の体験によって夢の内容は変わってくるからです。
この上で、夢の内容を理解する上でポイントになるのは、五感・フィーリングのように感じています。あまりストーリーそのものにフォーカスせずに、どのような五感を感じていたか、どのようなフィーリングがあったかという点に注目をしていくことで、より深い夢の体験へと入っていくように体感しています。