「バタフライエフェクト」という言葉があります。これはカオス理論という予測が出来ないことを説明を試みる理論ですが、このカオス理論の中で言われているのがバタフライエフェクトです。バタフライエフェクトとは、簡単に言えば、始めは些細で小さな事が、最終的には大きな影響を及ぼすという現象。蝶の羽が羽ばたきが、遠方で気象上の影響を及ぼすという事から来ています。
まさにバタフライエフェクトは、私たちの人生に当てはまりますね。例えば、葛藤。幼少期の頃に些細な感情的な抑圧が、大人になるに連れて大きな壁のようになってしまいます。小さい頃に楽しくテレビを見ていたら、突然父親にチャンネルを変えられてしまった。。例えば、このような些細な体験も、大きな体験へと様変わりしていきます。自分で作ったストーリーまで付いたりして。
他には、挨拶も大きな影響を及ぼすという話があります。どのような計算かは忘れてしまいましたが、朝コンビニの店員さんにレジで「おはようございます」と言う事で、その日に気持ちがハッピーになる人が20,000人いることになるという話があります。
そして、喜びもそうですね。何の見返りも期待せずに他者に対してどんな形でもよいので、喜びや楽しさを伝える事ができれば、それは本当の意味での「平和」になるでしょう。広島の平和公園にあった平和の鐘に「汝を知れ」と書かれていました。とても深遠な意図だと感じました。結局、自分の中にある葛藤をリリースして、この世の中で自分にしか表現できない事を表現することが、真の平和・喜びへと繋がります。