今ここにいる感覚を持つこと。これが「今」を生きるということでしょう。しかしなかなか難しいものです。どうしても未来の不安や過去の失敗などが頭を過ぎる時があるものです。しかしやはりそれは幻想なんですよね。未来だって過去だって概念としてしかない。この瞬間を軸として考えたとき頭の中で作られるものです。
今日は増浦行仁さんのGENESISという写真展を見に行った。これはミケランジェロの石彫刻作品を詩と光で表現した展覧会でまさに「今」を時と場所を越えて表現された世界でした。不思議と足の震えやゾクゾクという感動の波が見ている最中していました。写真という表現方法を使っていますが、そこにはミケランジェロが確かにいました。石によって命を吹き込み細かい人間の表情を作り上げエネルギーを表現する。石というものは写真からでもエネルギーが伝わってくるものですね。全ては光でありエネルギーであり愛である。痛感しました。