家族についての質問をコメントでいただいたので記事として書きますね。
なぜ人間には家族ということがあるのか。生物学や社会学等で様々な定義があると思いますが、神秘学的な視点では、大きく分けて2つの意義が考えられます。
一つ目は、肉体の意識が安全に生き残り、そして進化をするため。これは人間だけではなくて動物全般にも当てはまりますね。本能的な生き残りの戦略でもあって、存続していくために母親や父親に守られて成長・進化していく最も初めのコミュニティが家族です。
2つ目は、本来人間に備わっている人間としての価値を外部から「価値がある」と受け入れられるための構造を家族という形態は持っている点です。
家族という形態以外で外部から自己の価値を認めてもらう方法としては、社会意識からか、自分だけで価値を認めることを模索する方法があります。
ただ、この場合、真の自己価値を見つける事ができなければ、とても困難になります。
この意味で家族は最初のコミュニティとしては重要な場所です。その後、学校、会社、地域、共同体等のコミュニティで、私達は様々な人と出会い、自己を認識していきます。
また、ほとんどのケースで家族から主な葛藤が作られます。そして葛藤が力動となり自分を知る旅が始まります。この意味でも家族は人生のキーになります。
毎度です。またまたお邪魔します。
ホント・・・家族から来ている葛藤はいろいろあるはず・・・と分かっていても、実際明らかになってビックリな事がたくさんあります。
私もこの間の日曜、実家で母とある話をしていて、“あー、母も信頼できるようなこと言うようになったなあ・・・”と心の中でつぶやいて“えっ!?じゃあ私は今まで母を信頼できないと思ってた!?”と、自分でびっくり。ぜんっぜん気がつきませんでした・・・。
大きな事柄だと巻き込まれてるなーとかすぐ分かりますけど、普通の日常の中にもびっくり箱がありますね・・・。日々自分を整えて、意識して過ごすことの大切さが身にしみます!
>ははっちさん
いつもコメントありがとうございます♪
そうなんですよね。葛藤って、ほんの些細な事からスタートすることが多いんですよね。それをほっといていたがために大きな葛藤になっちゃったり。まさに日々の自分の思考や反応に意識を向けていることは大切なんですよね。
早速の記事を、ありがとうございました。
> ただ、この場合、真の自己価値を見つける事ができなければ、とても困難になります。
また質問なのですが、
見つける事は、難しいものなのでしょうか?
「家族」は、地球だけの形態でしょうか?
> むめさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
もちろん人それぞれのプロセスが違うので一概には難しいと決めることはできませんが、一般的に家族を通さずに自己承認を得ることは難しいと思います。セルフレスセルフ(無私の私)になると決断し人生のプロセスを進み肉体と魂の意識を統合していく中で、自分の価値を自分自身で最終的に承認できます。子供の頃に家族という初めての共同体を通さずに自らの意思でこの状態を進むと決める事ができるかがポイントだと思います。他のシステムにも肉体意識が存在するシステムがあるので、地球での家族とは同じ形態では無いでしょうが存在するように感じます。
じっくり吟味したいと思います。(時間がかかるタイプなので・・・)
ありがとうございました。