人は生まれた瞬間、みんな同じ状態。身体的な特徴は違っても、誰しもが裸で生まれます。その後、文化、親、社会、学校等の外的な影響により性格や考え方に人それぞれ差が生まれます。この世の中に自分と同じ人間は誰一人といません。だからこそ、「自分を知る」ということができ、あるポイントで完全にこの世の中を観察することができるようになってきます。
例えば、通り道に壁があるとします。ある人は、壁をよじ登って越えてそのまま進み、ある人は何か道具を使って壁を壊して進むかもしれません。またある人はあきらめて違う道を探すかもしれません。表れた事に対して、様々な反応をし対応をします。結局、この「反応」が「出来事」として認識されます。壁の例で言えば、壁そのものがあるのは出来事ではなくて単なるシチュエーション。その壁に対してどのように反応するか(したか)が出来事になります。
つまり、いつも同じ反応をしていれば、同じ出来事が起こることになります。それは、違う街に引越すなど環境を変えても同じです。いつも同じ出来事が起こったり、同じことで悩む傾向がある場合、同じ反応をしているということになります。もし同じ出来事が続く場合、その事をクリアしたいと思えば、単純に反応を変えればクリアできます。
自分のオリジナルの部分で反応していれば、常にワクワクして悩みや不安も無く今この瞬間をエンジョイする状態でいられます。ポイントは日々の出来事をよく観察し、自分に対する裁きや分析を止めることです。このことは長年蓄積された習慣を手放すことになるのでとてもエネルギーを使うことで、抵抗がでるかもしれませんがやる価値はとても大きいです。
『そのことをクリアしたいと思えば、単純にこれまでの反応を変えてみればクリアできる』というところ。
目からウロコが落ちました。
私はいつもいつも同じところでつまずき、同じ反応をしてしまっています。
しかも自分への裁きや分析はしょっちゅうやっています。日々の出来事をよく観察するのも、苦手分野かも…。
でも、ブログを拝見して、ちょっと頑張って、違う反応のしかたを試みてみようと思いました。
ありがとうございました。
> marronさん
コメントありがとうございます。人間って成長するにつれて、習慣が身についてきます。その習慣から離れることが怖いため、同じ反応をしがちなんですよね。でも、同じ反応をする、つまり同じ出来事を何度も繰り返してしまうことをストップしたい場合は、反応を変える、裁きを止めるということがキーになると感じます。全ては「意図」です。「私はこうしたいんだ」という明確な意図が反応を変えるための原動力になると思います。