この世界にはエネルギーが存在しています。電気的エネルギー、磁気的エネルギー、宇宙エネルギー、ヒーリングエネルギー、ポジティブエネルギー、ネガティブエネルギー等など。エネルギーとは何らかの運動を起こす力のことで、どんなものにもエネルギーはありますね。量子的に見れば、全ては同じ素粒子で出来ていて、振動しています。その意味では、人間も机も石も同じ。この石はエネルギーが無いという話をしているのを聞いたことがありますが、それはありえないでしょう。目に見えていて色を発しているってことは、そこにはエネルギーがあるという証拠だからです。
特にポジティブ、ネガティブというようにエネルギーを二つに分類して捉えることがありますが、それは人間が作り出した思考によるラベルに過ぎず、エネルギーはただエネルギーです。数年前に人間の意識・想念にもエネルギーがあるという実験結果が出たという研究もあり、今では様々な分野で研究されているようです。人間の意識・想念がエネルギーに影響を与えます。つまり、このエネルギーは宇宙エネルギーだと決めればそのようになり、宇宙エネルギーとして力が動きます。ヒーリングのエネルギーだと決めれば、そのようになるものです。
株や為替の世界はとても分かりやすいのですが、相場の動きを見るとそこには市場に参加している人々の想念の形が目で見えます。トレンドという言葉がまさにそうですが、そのトレンドには私たちの心理的な要因や想念が反映されています。誰かの発言や発表される指標によってトレンドは動きます。株や為替で長期的にうまく行く人は、トレンドの中に巻き込まれずに、焦らず中立に冷静に観察できる人だと感じています。
ポジティブ、ネガティブの話に戻りますが、確かにポジティブやネガティブという概念はあります。言語体系的にポジティブやネガティブな言い方もあれば、エネルギーにもポジティブ(+)ネガティブ(-)という要素もあります。例えば、起こった出来事について、「もっとポジティブに捉えよう」とか、「そんなネガティブになるなよ」なんていう言葉ありますが、よく観察すれば出来事自体にはネガティブもポジティブも無く、出来事は単なる起こった出来事に過ぎません。どんな結果であれ、今までの体験が作り出したり、「順番に」起こってきた出来事に過ぎず、そこにはポジティブもネガティブもありません。そこに人間の思考が作り出す「判断(過去との比較や、一般的な情報との分析等)」が加わって、出来事はポジティブにもネガティブにもぶれ、時には感情的になったり、落ち込んだりもします。もし傷付いたり、不安という概念を捨てたければ、簡単なことで物事に判断を入れず、自然な出来事として観察をしていくことです。エネルギー的にはポジティブもネガティブも必要な要素で、どちらが良いとか悪いということはありません。その両方がバランスを取りエネルギー(力)が発揮されています。エネルギーは単にエネルギーで、その概念は私達の人生にも言うことができると僕は想っています。