一年前に小笠原で作家の鈴木光司さんと遭遇するという面白い出来事がありました。鈴木さんは日本のスティーブンキングとも言われており、有名な作品では「リング」「らせん」「ループ」がありますね。小笠原からの帰りの船では一緒にカラオケしたり飲んだりする好機に恵まれ、作品についてもお話を伺うことができました。リングは確かにホラー要素が強い作品ですが、僕は前々からあの作品はある存在によって書かされたんじゃ?って感じていて、ずばりそのことを聞くとまさにそうだということでした。また話の中で「鈴木光司を語るならループを読んでから」ということでした。ループは持っていたんですが、なかなか読むタイミングが無く、ようやく読みました。
ループには驚かされました。まさにこの世のシステムをうまーく描いている作品でした。僕のアムステルダムでの体験とも重なる部分があり、今のタイミングで読んだことにも意図がありそうです。
「ループ」は現実空間の話で「ループプロジェクト」という人工生命体の研究と新種のガンウィルスとの関係を描きつつ、この世界のシステムとの関係性を描いている作品です。リングやらせんで描かれている貞子の存在もループを読めば「なるほど!」という納得感を得られますし、実はホラーではなくて今をエンジョイすること、何が起きても大丈夫なんだ、というメッセージが詰まっています。
僕は最近不思議な体験をしました。それは、時間軸の揺らぎとも言うべく、空間が歪み同じ場面を繰り返すという体験です。この体験について大野百合子さんに話したところ「それはループと呼ばれている体験だよ」とのことでした。まさに「ループ」だったんですね。シンクロニシティでした。ループの中でも同じようなことが描かれています。
鈴木光司さんの「リング」「らせん」「ループ」は映画マトリックスの三部作的な作品だと感じます。マトリックスで言うと、この世はマトリックスの世界、鈴木さんの作品で例えるなら、この世はループ。
以前ブログで矛盾について書きましたが、この世がループやマトリックスの世界だとするならば、必ずそのヒントがあります。それが矛盾点。目で見たり五感等の感覚で感じているものが全ての世界であるとするなら、感覚を通して認知されていない空間には何があるんでしょうか。そこに大きなヒントがあると感じます。ふとした瞬間に、そのことに気付くことがあります。空間の揺らぎであったり、光であったり。常に自分の感覚や直感、身の回りに起こっている現実をただ何となくではなくて、意識的に観察することで思わぬ体験をすることがあるかもしれませんね。
でもどんなことが起こっても大丈夫です。
どうもです。あれから1年が経ったんですね。
お互いいろいろあったねぇ。
貞子とスミスと新種のガンウィルス
共通点があるっぽい?
マトリックス1でデジャブについて面白いことをいっていたけど(近くにエージェントが侵入みたいなサイン)、それが「ループ」、「矛盾点」という現象なのかもね。
これからよく注意してみますね。ヒントをキャッチするよ♪
ケンさん、お久しぶり。そうそう、あれから1年が過ぎましたね。お互い本当いろいろあったけど、それも体験だよね。
まさに、貞子とスミスと新種のガンウィルスの話は共通点がありそうですねぇ。ポイントはウィルスの存在する点かな。人間がいなければウィルスも存在しない点がポイントだと感じます。
マトリックス1のネコのデジャブとループは同じことを言っていると感じますよ。是非注意してみてみてください。空間の矛盾点けっこうありますね。