流れに任せる、流れに乗る等「流れ」という言葉は日常よく使われる言葉ですよね。では流れとはどのような意図がある言葉でしょうか。場面によって日本語での使われ方はいろいろありますが、よく使われる意味としては「自然」「時間」がスムーズに進んでいくエネルギーを表しています。
川を思い浮かべてください。空から舞い降りた雨の雫が山に降り注ぎます。多くの雫が集まり、そして大地に染み込み、やがては一つの水の流れ、つまり川となり流れ始めます。川の流れは、流れる土地の特徴に最適な方法で流れます。時には真っ直ぐに、時にはくねくねと曲がったり。他の川と統合して、大きな川となることもあります。川には石や樹木等、川の流れを一見止めてしまうような障害物もあります。しかし、川の流れは、障害を乗り越えて流れていきます。遂に、川は大きな海に流れ着きます。太陽の熱により雲が生成され、そこからまた雨が振り大地に降り立ちます。そして、再び川の最初の一滴になる・・・
川の流れは私たちの人生そのものだと思います。
ちなみに、英語では、流れはFlow(フロー)であり、これも使い方によって様々ですが、自然の流れの他に「言葉がクリアに発せられる様」という意味もあります。抵抗せず、自然の流れ、そして言葉の正しい流れを意識することが、自分の道を創造する上でとても大切だと感じています。