スピリチュアルな概念では様々な場面で「浄化」というキーワードが出てきます。一般的に浄化とは、「不要なエネルギーを純粋なエネルギーに変換する」「汚れたエネルギーを綺麗にする」といような意味合いで使われています。確かにこのようなことはもちろん浄化という意味になると思いますが、もう1つの重要な意味が浄化にはあると感じています。
それは、「拡大した意識を自分らしいエネルギーに適応させる」という点です。人間には葛藤やエゴがあり、それが様々な目に見える物質や目には見えていないエネルギーと共鳴した瞬間、分かりやすい形で葛藤やエゴを見せられます。そして、そのエゴや葛藤に気付いて解放が起きた時、意識は拡大し新しいエネルギーに順応します。そして、本当の私たちの本質に近づいてきます。この段階が既に浄化となります。
人間は既に「気付いた」古いエネルギーをいつまでも持っているとは限りません。気付いて何らかの出来事や直感等で既に解放されたことを感じます。しかし、慣れということもあり、同じ感情や葛藤等に執着する傾向があるようです。浄化について出会ったとき、古いものが出て行くという意図もありますが、本当の自分の本質に必要なエネルギーが受信されているんだという意図を持ってみることも大切だと感じます。