長年の思考パターンや行動パターンによって、私たちは心身の様々な部分に負担を掛けているということがよくあるものです。それは、長年のパターンなので潜在意識に追いやられて、なかなか気付かずに、歳を重ねてくると急に症状が表れるなど、体の反応として表れてくることがあります。頭に力が入っていたり、歯を食いしばる癖があったり、右足に重心を掛ける癖があったり、人の気を遣い過ぎていたり、言いたい事が言えなかったり、考え過ぎる傾向があるなど、体や心の生きるためのパターンによる負担ですね。このようなパターンがあると、時間が経つにつれ、急に腰や関節が痛くなったり、気持ち的に落ち込みやすくなったり、疲れが取れ難くなったり等、いろんな形で表れるんです。
よくワークショップなどで呼吸法を行ったり、瞑想をしたり、体のバランスを取ったりブロックをリリースするためのワーク等を行うと、特定の場所に湿疹やアザが表れるなんてこともあります。それは、その部分のブロックが抵抗として反応しているんですね。また、自然のもの、例えばクリスタルやパワーストーン、木などを触ったときに、手のひら等の体の部位がチリチリしたり痺れた感じになったりすることがありますが、これはパワーを感じている訳ではなくて、実は体の抵抗だったりします。自然界は、バランスで保たれているので、自然のものと共鳴すると、私たちの不自然さが反応をするんです。もちろん、自然界のものはパワーで満ちていますが。
自分自身の体や心をよく観察して、どこか力んでいないか?体の癖は無いか?どのような時に心が揺さぶられたり、収縮感を感じているか?などをリラックスして触れてみると、長年の癖に気付けます。
ただ、気を付ける点は、一気に解決しようとしないことです。長年の体はそれが当たり前として生きてきたので、いきなり取ろうとすると元に戻そうとする抵抗やリバウンドが起こり、余計に痛みや不安が強くなってきてしまうこともあります。なので、焦らずゆったりと日々の日常の中で、自分の癖やパターンに気付きながら、リリースしていくのが理想的です。無理をせず、健康第一で。