先日の続きの話です。エリーが出産する田中ウィメンズクリニックの両親教室での話では、田中医院長からいろいろと興味深い話を聞きました。
その中で、母親のお腹の中にいるときの記憶や五感の発達についての話がありました。様々な研究で、赤ちゃんは生まれて間もないときでも、様々な五感を活用してこの世界を認識し始めているとのことです。
生まれてすぐは視覚も発達していないので目がほとんど見えておらず、ましてや母親の胎内にいる時は全く見えていないというのが一般的な話なんですが、実はどうやらそうではないらしいんですね。ある実験では、生まれてすぐの新生児の前で、耳を触るしぐさをすると、胎児も同じような行動をしたり、ディスプレイに2匹の似ているサルの顔を映すと、大人だと同じ顔として認識するのに対して、赤ちゃんは2匹の顔を区別して認識することができるんです。
さらに田中先生のお産の話で、胎内に管を入れた処置をした事があるそうですが、生まれた子供の記憶で全く話をしていないのに、母親のお腹の中にいたときに棒が入ってきて怖かったというような話をしたそうです。一般的には目が見えていないはずなのに、認識をしているようなんですね。僕の甥っ子も、プールの中にいて水が溢れて僕が出てきたんだよ、と小さい頃話をしていました。
これは、赤ちゃんは視覚=見るという目の感覚だけに頼らず、触覚や嗅覚など、他の感覚から視覚を使っているのではないかという話です。
私たちはこの世界に合意をすれば、それぞれの感覚を区別して捉えていますが、本来の姿は、赤ちゃんのように様々な五感を柔軟に活用できる力を誰しもが持っていると言えます。その能力を思い出すためには、まずは日々の日常の中で、五感や感情を味わう事がキーだと感じます。あるポイントになると、まさに子供のように五感・感情が純粋なエネルギーに統合し、時間が崩壊したり、今まで感じられなかった事を味わえるようになってきます。
今週末は「はじめてのアカシックレコード」ワークショップです。まだ残席ありますので、2013年内に受講をされたい方はお早めにお申込ください♪