先日福岡に行った際に日本発の禅寺である聖福寺で写経をしてきました。写経は精神修行の一つの形式で、般若心経を一文字一文字ゆっくりと丁寧に書いていくことで、心がすっきりと晴れやかになったり、平穏になったりと私たちの精神に影響を及ぼすような実践なんです。この時の写経の意図は「父になる自覚」としました。写経は「願文」、つまりは意図を「為」や「右為」というように記載をして祈りを込めて書く、一種の儀式的な要素もあります。
写経を行って気付くことは、リモートビューイングと同じ状態になるということです。リモートビューイングも写経と同じように、文字を書いていきます。写経は決められたお経を書きますが、リモートビューイングは意識が旅をしている時空の五感と感情などを特殊なフォーマットに従って書いていきます。なので、写経の応用的な方法が、リモートビューイングということになるように感じます。自分に正直に今の五感と感情をただ書きます。すると、写経と同じように心がすっきりとしたり、爽快感を味わえるんですね。脳波で言うとベータ波からシータ波へと移っていきます。
ただ、リモートビューイングの場合、自分自身と正直に向き合う程度が強いので、自分自身の中にあるブロックや抵抗が強烈に表れます。ここが、リモートビューイングと写経の違いですね。写経は穏やかにブロックがリリースされたりする反面、リモートビューイングは激しく表れます。
以前、密教の僧侶の方々がリモートビューイングを受講したのをサポートしたことがありますが、写経を行って、なるほどと思いました。写経的な修行とリモートビューイングは似ていますね。
イルカのように明晰に、そしてクリアに生きるために役立つリモートビューイング。思い込みや先入観を捨てて、別の時空を体感できるリモートビューイングの概要やその可能性についてまとめました。ゲリーボーネル氏との共同開発プログラムもご紹介しています。