私たちは体を使って日々の日常を体験しています。皆がそれぞれのペースとアプローチで人生を進めていますが、私たちは「完全に己を知る」という旅をしています。
日々味わう感情・フィーリング。悲しみや喜び、不安や楽しさ、怒りや安堵など、いろんな感情・フィーリングを味わっています。全ての感情は一つの純粋なエネルギーから始まっています。そのエネルギーが、この世界に投影された際、様々な歴史や文化、社会意識、集合意識によって様々な概念として細分化しています。
この意味で、どんな感情の中にも純粋なエネルギーに繋がる事ができるものです。ある意味、全ての感情を十分に体験し尽くす事ができれば、完了します。そうなると、肉体を持たずとも純粋な意識体として自由に旅をすることができるようになるでしょう。
しかし、人生の経験や体験によって、「怒りは悪」「喜びは善」のように感情に意味を付けてしまうと、エネルギーを十分に味わえず部分的になり、その感情の波にのまれてしまいます。
ポイントは自分が体験している感情を無視したり誰かのせいにしたり、意味を付けずに、ただ味わうことです。意味を付けてしまうと、いつものパターンにハマってしまい、部分的な体験になりがち。
「己を知る」ためには感情・フィーリングをフルに味わう体験が伴います。あるポイントで全ての感情が純粋なエネルギーとなり、「個」さえもその中に解けていき「全」になっていきます。