日々の日常は意識していないとパターン化しやすいものです。昔からの慣れ親しんでいる思考パターンや行動パターンから日々の日常で起こる出来事に反応をしていると、自ずと結果もいつもと同じになるものです。
もし思考・行動パターンの中に、「ほしい物が手に入っていない」事から生まれるパターンがあると、「手に入っていない方が安全に生きていける」というような戦略が身に付いています。これは、自分自身で自分に罰を与えているようなもので、「これがほしいなぁ」と思いつつも、それを手に入れないような行動を取ってしまいます。完全に矛盾した生き方になってしまうんですね。
体というものは新しい事に対してとても臆病。極端に言えば、「こんな新しい事をしたら、今まで生きて来れたパターンから外れ、安全に生きていけないかもしれない」と思っています。これが厄介な点。この部分が表れていると、今の現状を何とかしたいと思っていても、結局何も変わらないという結果になってしまいがち。この意味で、世知辛い言い回しですが、「人は簡単には変わらない」という事になります。
しかし、これが意識的に生きる事になってくると話は変わってきます。瞬間瞬間の五感・感情・フィーリングを味わっていく事で、自分の中にある思考パターンや行動パターンに気付き、不要であれば手放し、別のやり方が発見できてきます。焦ると体の反発・抵抗が強く出てしまうこともあるので、日々の日常で出来る範囲で何か新しい事を行うことがミソです。軽く運動やダンスを始める、今まで読んだことが無かった本のジャンルを読んでみる、たまには映画を観にいってみる、久しぶりにコンサートに行ってみる、前々からやってみたかったことを始めてみる、等を行い始めると、体が「こういうことをしても生きていけるんだ」と思ってきます。すると、体(エゴ・自我意識)が私たちの本質の輝き・ビジョンに協力的になってきます。
生き残るためだけの人生から、ビジョンで生きるための人生へ。
▼3月のワークショップのご案内