日々の日常で私たちが使っている言葉。言霊という言葉が日本にはあるように、声に出した事にはエネルギーが宿り、それがやがて目の前に現れてくるものです。
そもそも、私たちが使う言葉には、無意識に話したとしても、言葉を話す前に思考というものが入っています。何の言葉をどのような気持ちで話そうかというものです。
日常的に頭で考えている事が、知らず知らずのうちに話す言葉の中に宿っています。
例えば、いつも側にいる人と会話をした際に、相手の言葉からその人の気持ちが分かり「あれっ?今日元気ないなぁ」と感じたり、「なんかいいことあったのかなぁ」と感じたりします。
つまり、何か私たちが言葉を発する前に、既にその言葉の源になるエネルギー・気持ちが入っています。そして、言葉になり、そして物質や状況が生まれていきます。この意味で、日ごろ私たちが考えている事さえも、現実に起こりうる可能性があるということになります。
思考と行動を一致させておくことが、傷付かないためのキーになります。そのためにも、今この瞬間の心の声というものを意識しておく必要があるでしょう。無意識になっていると、そのまま声にエネルギーが乗ってきて、現実に投影されてきます。
もし頭の中で望んでいないような事を考えてしまう傾向に気付いたら、「もうこの気持ちは完了した」というように心の中でも声に出してでも言ってみてもいいですし、ただその気持ちに気付くだけでもOKです。また、運動や音楽などで気分転換をしたり、ヨガをしてみたり、ダンスをしたり、お風呂に入たり・・・・工夫をして自分の中心へと意識が戻ることをしてみることをおすすめします。リラックスできると、本来の思考と声とつながります。