今住んでいる世界、今目の前に表れていて認識している世界はリアルです。目の前に机があれば、「机」として認識できるし、誰かがいれば「人」として認識ができ、テレビに映し出される映像もリアリティーとして認識しています。
夢の中の世界でも同じで、この現実で見ると変だったり非現実だったり、ファンタジーだったりしても、夢の中の「己」は当然のように夢で展開する世界を認識しています。
細かな現実に起こる出来事、特に過去の思考パターンや行動パターン、エゴ(自我意識)が生き残ろうとするために使う戦略の中にどっぷりと浸かっていると認識することは困難ですが、客観的に目撃・観察することができてくると、日常の中であっても夢の中であっても「あれっ?」という事に気付きます。言葉で表すと、矛盾を感じる事だったり、一見気のせいとして片付けてしまうような事だったり、意識の外側においやってしまうような事ですね。神秘的な事象、奇跡とも呼べるように感じます。そこがゲートウェイであり、抜け道。
夢の中でそれに気付くと、その時点から明晰夢(めいせきむ)として、夢の中で夢に気付き自らの意識・意図で夢の世界を体験できる夢になり、このシステムの源が見えてきます。
日常の中でも同じで、それに気付くと日常が明晰に、全てが明らかになり、源が見えてきます。一体この世界を動かしているプログラムは何かという事、そして本来のビジョンが。
起きている時がリアルで、寝ているときが夢(作り物)という時代は終わりに近づいています。起きていようが、寝ていようが、24時間を明晰にクリアーに生きていく事がこれからの時代とても大切。
それが出来てこないと、様々な集合的な不安や苦難というものに巻き込まれ、「私はどうせこうだから○○だ」とか「あの時こうしなければよかった」等といようなストーリーがループする日常になり、本来の「輝き」に影が掛かってきます。