今見ている世界は、それがどんな世界として認識していても、私たちが持っている信念や価値観が作り出していると言う事ができます。
簡単に言えば、「何を信じているか?」「どこに価値を置いているか?」ということですね。その信念と価値観がスイッチとなり、現実がオンとなります。
今認識している世界が一点の曇りや迷いが無く、妥協や諦め等もなく真の意味で満足している場合は、永遠と輝く本質の「真の価値」というものが放射している証となりますが、
もし「何か違う」という気持ちや、不安や迷い、妥協や諦めがある場合は、今の価値観や信念は「過去の体験」から作られたものでしょう。
過去の体験とは、親や家族、学校や社会などの枠組みから学んだ学習のパターンです。生きるための指針とも言えるように感じていますが、
幼少期から私たちの潜在意識の中に深く刻まれています。無意識的な行動、日々繰り返す思考や行動パターンの中に深く入り込んでいるものです。
これが厄介で、本当に意識・意図をしなければ、日々の中で発見することはできません。
昨日と今日で頭の中で考えている事の98%は全く同じであるという研究データがあります。日々の生活の繰り返しの中で、私たちが変わる事は非常に難しいということになります。
なぜならば、生き方のパターンを変えるということは、私たちの体にとっては、非常に怖い事であり、できるならば避けて、いつも同じ思考と行動で生きていたいと考えるからです。
その方が、例え辛い事や不安な事があったとしても、「今まで生きてこれたからOKなんだ」と思っています。
もし日常の中で不安や心配や、いつも同じ結果で不満があったりする場合は、自分自身の信念と価値観を見直す必要があるかもしれません。
そのヒントは今味わっている感情と五感にあるように僕は感じています。意識的に五感と感情を味わっていくことで、私たちの本質が放射している「真の価値」と一致していくことができるでしょう。
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