今私たちが味わっているこの世界には、様々な人々が暮らしています。楽しい人生を味わっている人、辛い人生を体験している人、不安を味わっている人等。人間一人ひとりの体験はひとそれぞれであり、それぞれが貴重で価値があり、意義・意図があります。
一人ひとりの体験している事は、独立している訳ではなく、ネットワークとして情報が共有されています。誰一人として無駄な人はいません。
ホログラムという特殊なフィルムがあります。全体を写すとスクリーンには全体像が映ります。そして、全体の中から一部を切り取り、その一部をスクリーンに写しても全体が映ります。これがホログラフィックという概念ですが、この世界はホログラフィックと言えます。
一人ひとりの体験は全体の体験でもあります。一人ひとりの中には全体の情報が保存されています。
あるタイミングで、私たちは個の中にある全体性に気付いていきます。つまり、今まで認識してきた人達は自分の一部であったということに気付いていきます。自分の中に全体が存在しています。今こうしている時でも、私たち一人ひとりは全ての人々と繋がっています。