日々の生活の中、家族や学校・会社、社会の中を過ごす事で、私たちは社会的な合意された現実にフォーカスをしてしまうパターンを身につけていて、自分自身の本質的な心にフォーカスをせず、「他者のため」「社会のため」に生きる事を選ぶ傾向があります。家族や社会から認められる事が、しっかりと生きていく事であると教えられると、自分自身を生きる事を忘れてしまいます。
もちろん、社会の中で多くの人との交流やコミュニケーションを通して自分自身を知っていく事は大切ですが、完全に自分を失ってしまうことは自分の体験に制限を与えることにも繋がります。
日々の生活の中で何か忘れている事は無いでしょうか?本当に「昨日」が「今日」に繋がっているでしょうか?自分が記憶喪失ではないということが言えるでしょうか?
連続した時間の中で、ある意味私たちは記憶喪失になってしまっています。その時間の枠に出たら、一体どうなるでしょうか。時間の外側に出るヒントは、創造力や瞑想状態、夢、集中力にあります。ビジョンを生きる事とは自分の本当の記憶を取り戻す事とも言えます。
2005年にも記憶喪失について書いていますので、よかったら読んでみてください。「記憶喪失の約束」