私達は、日々様々な感情を味わいながら生活しています。時には嬉しかったり、悲しくなったり、怒りを感じたり・・・
嬉しい時はハッピーで、悲しい時は不幸せ。このような図式が私達の社会・文化にあるように感じています。
どんな感情でも、私達は自分自身を傷付ける事に活用することができます。悲しみや怒りは分かりやすいですが、ハッピーな気持ちもそのように作用してしまうことがあります。
それは、過去と比較をしてしまう時です。あの時は幸せだったなぁ、なんて思った瞬間に、そこには比較が発生し、今の自分を傷つけてしまうでしょう。
いわゆる、ポジティブとネガティブの波ですね。上下に浮き沈みを繰り返すサイクル。
何か感情に対象や意味を付けてしまうと簡単に傷付いてしまいます。その感情を十分に味わって体感することができればOKで、意味や対象は不要です。
あの人が怒っているから、悲しくならなきゃいけない。とか、怒らなきゃいけない。とか、感情にルールや固定概念を決め付けて、感情というエネルギーで自分自身に罰を与えてしまいます。
どんな感情を伴ったとしても、その感情に意味を付けず、感じているままをただ体感するだけでOKです。フルに味わうことができれば、その感情というエネルギーからビジョンが見えてきたり、次のステップが見えてくるでしょう。
もし悲しかったら、「あの人がこうだから・・・」という対象を見付ける事をストップして、ただ悲しみというエネルギーの質を味わってみます。
ある瞬間、今まで相手に意味を付けたり、外側の対象を探したりして様々な感情を味わっていた事が、今この瞬間に集約されるようになって、
「満足」「喜び」「至福」「それだけでOK」「あ~、なるほど!」
というような、まさに全てを「知っている」という体験をし、その状態が永遠と続き、「私」と「知っている」という状態が一致してくるようになるでしょう。
そのような状態になったとしても、悲しみや怒りという感情がありますが、それは単にエネルギーの質の違いとして味わっている状態になるでしょう。
その感情を味わいに私達の魂はこのシステムに来ているとも言えるので、何度も何度も味わいに来ています。この意味で、感情の誘惑はこの世界では強いんですね。
まずは、今味わっている感情を対象を決めず、固定概念に惑わされずに、フルに体感することがキーですね。
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