瞑想における寝落ちへの対処法
アンケートで頂いた中で、昨日の雑念に続いて、問題として多く挙げて頂いたのが、眠気でした。瞑想中に眠ってしまうという事です。
これも瞑想あるあるですし、ナチュラルな現象とも言えます。
脳波を「ベータ」「アルファ」「シータ」「デルタ」という4つの状態で捉えます。一般的な概念でお伝えすれば、
ベータは「日常を送っている時の状態」
アルファは「リラックスや夢うつつな状態」
シータは「夢を見ている時の状態」
デルタは「熟睡状態」
となります。
瞑想をすると、上記の順番で、脳波は落ちていきます。
つまり、徐々にデルタに近づいていくことになりますので、寝てしまうのはナチュラルな現象です。
瞑想を続けていくと、寝落ちせずに、シータ~デルタを体験することができ、この状態が至福、源、ゾーンと言われ、まさに「私の輝き」「無敵状態」と言える意識になります。体は眠っているけども、意識が目覚めているという状態です。
なので、眠ってしまうのはナチュラルな現象であり、「失敗」では無いという事を念頭に置いておいてください。
また、眠さはエゴ(自我意識)の抵抗と言えます。意識の拡大への怖さが眠さを誘います。エゴについては下記のブログを参考にしてみてください。
●人生の目的を達成するのに大切なエゴの存在
https://www.enjoy-now.com/consciousness/11103.html
●エゴは人生を豊かにさせてくれる大切な意識
https://www.enjoy-now.com/consciousness/8274.html
●エゴを満たして豊かに生きる(動画)
https://youtu.be/TSrEWKAH5Og
●エゴ的な反応とビジョン的な反応(動画)
https://youtu.be/1B_5vq3Io3M
とは言っても、瞑想中の眠さ対策が下記にありますので、ご紹介します。もちろん個人差がありますので参考までに。
1.寝床の近くや寝室などを避けてみる。
私たちの習慣として、いつもの寝床で行うと、眠りモードに入ってしまいます。なので、もし寝室で瞑想を行っている場合、別の部屋などで行うとよいでしょう。それができない場合は、位置を工夫してみてください。
2.瞑想を朝に行う。
体が一度寝ているので、再び寝るモードに入り難くなります。夜になるとやはり体は寝るモードになるので、瞑想をすると寝落ちしやすくなります。
3.窓を開けたり、外で行う。
フレッシュな空気や、酸素の供給量が増えると、意識がピシッとします。窓の近くや、外で瞑想をしてみると眠くなり難くなります。もちろん、寒すぎてもよくないので、その辺は調整してみてください。
4.空腹時に行う。
お腹が満たされていると自然と眠くなるものです。空腹時か、お腹が軽い時に行ってみてください。
5.半眼で行う。
目を完全に閉じてしまうと、やはり眠りモードになる場合もあります。そんな場合は、目を開けて行います。おもいっきり開けるというよりは、半眼と言い、目の半分を開けて行います。
6.横にはならないようにする。
もし横になって瞑想をしている場合は、やはり眠りモードに入りやすいので、椅子や床に座って行ってみてください。
7.睡眠をよく取る。
体が疲れていたり、睡眠不足だと、体は休息を取ろうとします。しっかりと睡眠をとったり休息を取って、体をリフレッシュしてください。
もし当てはまる項目があれば、参考にしてみてください。
お伝えした通り、眠ってしまう事は、ナチュラルな現象であって、瞑想の敵でも無いですし、「失敗」でもありません。寝ている間に何らかの体験をしている可能性もあります。
瞑想を続けていると、意識が明晰になっていき、眠ることも徐々に減ってくると思いますので、とにかく続けてみてください。