意識の旅が始まる。
静かな時間がしばらく流れている。
時々、外から聞こえてくる、人々の声や、街の騒音が不思議と心地よい癒し音楽のようになってくる。
その音に意識が自然と合ってくる。
呼吸が合ってくるイメージだ。
明らかに意識が拡大しているのが分かる。
世界がここしかないような感覚になる。
目を開けると、空間の中に、幾何学模様が現れ始める。
はじめは少しだったのが、どんどんとその数は増幅し、膨大な幾何学模様がありとあらゆるところに現れてくる。
その幾何学模様は、先程心地よく響いていた音と一緒に波打っている。
どこを意識しても、幾何学模様が存在し、僕を包み込み、僕自身もその一部のような感覚になっている。
この状態で、自ら音を発してみると、その音が色になり、幾何学になり、曼荼羅のような模様に変化する。
全ては形であり音である
という事が分かる。
次に、疑問や知りたいことを想ってみる。
すると、その想いに共鳴するかのように幾何学模様が現れ、
「答え」としての概念、意味がすぐにやってきて理解ができた。
「想うと存在する」という現実化についても理解した体験だった。