意識の旅が始まる。
時空が歪みはじめ、体が急激に引っ張られるような感覚になる。
意識が拡大しているのが分かる。
意識が拡大すると、実際の身体感覚も同時に引っ張られるような感じになることが分かる。
すると、たくさんの世界が姿を表し始める。
それは、まるで「こちら」と「あちら」を繋げるゲートが開いたようなイメージだ。
気付くと、その中の一つのゲートに既に入っている。
世界が変わっていた。
今までいた「こちら」の世界が一つのゲートになっている。
徐々に、引っ張られるような感覚は消えて、普通の感覚になる。
僕は5歳位の子供になっていた。
友達と一緒に公園のような園庭のような場所で、遊んでいる。
ワクワクし、無我夢中で遊んでいる。
ブランコで遊ぶことにする。
しばらく普通に座って遊んでいたが、立って乗りたくなった。
立って乗っているとかなり大きく揺れ始め、何を思ったのか、手を放してジャンプをしてみる。
しかし、着地がうまくいかずに、ブランコから飛ばされ、後頭部を強く打つ。
大きな衝撃を受けて、脳しんとうのような気を失ってしまう感覚になる。
その瞬間、意識の中のゲートが再び開き、僕は再び今の世界に戻ってきた。
「僕は夢を見ている」
そんな感覚が衝撃的に感じる。
「あちら」の世界でブランコから落ちて、気を失っている間、
僕の意識は今の世界を体験していることが分かった体験だった。
心身に大きな衝撃を受けるような体験だけではなく、寝ている間、深い瞑想状態、体外離脱や幽体離脱など意識の旅をしているとき、私たちの意識は拡大をし、パラレルワールド(別のタイムライン、多次元的世界)に私たちの意識は移動します。
そして、そこにもし今の世界のような体や時空があれば、そこにいる「自分」になります。
また、人間とは限らず、動物、植物、自然物、機械などの物質・・・様々な生命体やモノになる可能性もあります。
その世界から見れば、ここは夢の一部のような感覚であり、またこちらの世界から見ればあちらの世界は夢のようでもあります。
中国の思想家の荘子の言葉「胡蝶の夢」
「私が蝶の夢を見たのか?それとも蝶が私を夢見ているのか?」
まさにこの言葉がタイムラインの一つの真実を表現しています。
あるワークショップに参加された方がシェアしてくれましたが、寝ている間に40年間別の人生を生き他界した瞬間、こちらの自分に戻ってきたとのこと。
また、テニスの最中に熱中症で10分間気を失った方は、別の世界で80年生きて他界した瞬間、意識がこちらに戻ったとの話もあります。
タイムラインとは点と線の繋がり。
今の物質世界を体験している時間は「過去→現在→未来」というように直線状に流れていますが、
意識の世界では、全てが同時に、スパイラル状に展開しています。
今のあなたも、別の世界で寝ている間に見ている夢かもしれません。
この世界でどんな夢をみますか?