他人軸に生きる私たち
私たちは、気づかないうちに他人軸で生きる癖を身につけてきました。
「空気を読む」「期待に応える」「評価されるようにふるまう」。
こうした行動は一見、社会的なマナーや思いやりのように見えますが、実は本質からのズレを生み出していることも多いのです。
他人軸のルーツはどこにある?
この「他人軸」のルーツは、育ってきた家庭環境や社会的な常識、学校教育などにあります。
特に幼少期、「親に認められること」が最優先になっていた人ほど、大人になっても他人の視線を軸にしてしまいやすい傾向があります。
それはまるで、知らぬ間にインストールされたプログラムのように、私たちの思考や行動に影響を与え続けているのです。
他人軸に気づくためのサイン
以下のような感覚がある場合、他人軸で生きている可能性があります。
- なぜかいつも疲れる
- 断るのが苦手
- 評価されないと不安になる
- 本音を言うのが怖い
これらは、他人に合わせすぎて自分の本質とのズレが生じている証拠かもしれません。
意識を本質に戻すステップ
1. **本音を紙に書き出す**
まずは、自分が本当は何を感じているかを書き出してみましょう。誰にも見せる必要はありません。書くことで、自分の内側との対話が始まります。
2. **一日一つ「NO」を言う練習**
たとえ小さなことでも、「これは違うな」と思うことには、勇気を持って「NO」と言ってみましょう。その行動が、自分軸を育てる第一歩になります。
3. **エネルギーの領域を感じる時間を持つ**
他人軸から離れるには、エゴ意識から距離をとることが大切です。自然の中に身を置いたり、瞑想することで、思考のストーリーから離れ、本質の静けさを感じやすくなります。
源とのつながりを取り戻す
僕の源体験でも感じたことですが、他人軸に囚われているときは、どこか常に「不足感」がつきまとっていました。
でも、源の領域に入ったとき、その不足感は消えました。
「すでにすべてが在る」
この感覚にふれると、他人に評価される必要も、期待に応える必要もなくなってきます。
それは、何かを手に入れたというより、「戻った」感覚でした。
まとめ:他人軸を手放すとは、本質に戻ること
他人軸を手放すとは、わがままに生きることではありません。
本質の衝動とつながり、そこから生まれる行動に誠実であること。
それが、本当の意味での「自分らしさ」につながります。
焦らず、ゆっくりと。
今日から一つ、自分の本音を大切にしてみてください。
きっと、現実も静かに変わり始めます。