他人軸に気づくことが自由への第一歩
何かを決めるとき、「人にどう思われるか」が気になることはありませんか?
実はこれ、私たちの中に深く根付いた「他人軸」のサインです。
この他人軸というのは、自分の本質や内側の衝動ではなく、他者の期待や価値観を優先して行動する状態のこと。
僕自身も、過去に「いい人に思われたい」「否定されたくない」といった思いに縛られて、動けなくなっていたことがありました。
まずは、自分が今どれくらい他人の価値観に従っているかを意識してみること。
これだけでも、自分の立ち位置が少しずつ見えてきます。
なぜ私たちは他人軸になってしまうのか?
他人軸になってしまう背景には、子ども時代の環境や教育があります。
例えば、「いい子にしていなさい」「先生の言うことを聞きなさい」といった言葉が、知らず知らずのうちに私たちの中に刷り込まれていきます。
これはある意味、社会で生きていくための訓練でもあるのですが、同時に「自分の感覚よりも外側の基準を優先する」クセを生み出します。
このような条件反射のような反応は、まるでコンピュータのプログラムのように、特定の状況に対して自動的に作動してしまうのです。
本質に戻るためにできる3つのステップ
他人軸から自由になるには、意識的に本質に戻るプロセスが必要です。
以下の3つのステップが、僕自身とても効果的だった方法です。
1. 日常で「本当はどう感じているか」を問いかける
人と話しているとき、何か選択をするときに、まず「本当はどうしたい?」「本当はどう感じてる?」と自分に聞いてみるだけで、少しずつ内側の声に気づけます。
2. 他人の反応を一旦スルーしてみる
何かを言ったり、選んだときに「嫌われるかな?」「変に思われるかな?」と不安がよぎるとき、それに反応せずに一旦スルーしてみます。
その不安自体も、過去の刷り込みに過ぎないと気づくことが大切です。
3. 意識的に「自分の衝動」を選ぶ
無意識に他人の期待に合わせるのではなく、「自分がやってみたいこと」「なんとなく惹かれること」を選ぶようにしてみてください。
小さなことで構いません。これを積み重ねることで、軸が徐々に内側に戻ってきます。
他人軸を手放した先にあるもの
他人軸を少しずつ手放していくと、ふとしたときに「楽に呼吸ができる」感覚が出てきます。
誰のためでもなく、自分のために選び、自分のために生きる。
それは決して自己中心的なことではなく、自分の本質と一致した自然な生き方なのです。
他人の期待から自由になったとき、私たちの中から本質の衝動が動き始めます。
その衝動こそが、私たちを源に近づけてくれるのです。
まとめ
・他人軸とは、外側の価値観に従って生きること
・多くは子どもの頃の刷り込みが原因
・本当の感覚を大切にすることで、本質に戻れる
・小さな選択を「自分の衝動」で決めることが鍵
・他人軸を手放すと、深い安心感と自由が広がる
内側の声を丁寧に聞くことで、本質への道が自然と開けていきますね。