助ける事とリソース(資源)になることの大きな違い。
それは、童話の「北風と太陽」で描かれています。
助ける事は、同意なく無理やり相手の領域に土足で入る行為で、大きなお世話になったり、相手を依存させるコントロールです。
北風のように自分のパワーや権力を誇示するために、無理やり旅人のコートを脱がそうとすると、相手は収縮をしてしまいます。
リソースになることは、お互いの同意があった上で、癒したり問題解決に繋がるヒントを与えたりするような癒しの行動です。
また、同意が無くても相手を無理やりコントロールするのではなくて、ただ自分らしくしているだけで、相手がその人らしい本質に自らの力で自然に気付いていける状態を作ること。
相手を自由にナチュラルにする状態です。
太陽のように、ただ自分らしく輝いていると、旅人は自然とコートを自分で脱ぎます。
日本の文化では相手を助けることが大切だと言われますが、その助け方がコントロールなのか、リソースなのかで結果が大きく変わってきます。
もちろん、この世界は人と人との繋がりでできているので、お互い協力し尊重して生きていく事は大切ですが、
コントロールは相手を結果的に傷付けてしまい、リソースは相手を自由にさせることを意識していないと、
人間関係はもちろん、自分の本質的な道に壁を作ることにも繋がります。
リソース的な生き方をするヒントは、コミュニケーションと創造力にあります。
相手を尊重し、コミュニケーションを取り合意を得ること。
そして、遊び心をもって、創造力を表現していくこと。
相手も自由になり、自分自身も自由になっていきます。