この世界にいる一人ひとりはみんな異なる存在で、考え方も千差万別です。似たような考えを持っている人が現れたとしても、完全に同じではありません。人間関係では、「あの人の考え方が分からない」「どうしてあんなことをするのか?」「なんでそんな考え方をするの?」等の想いが浮上することがあると思います。しかし、このような考え方をしたところで、何も変わりません。それどころか、そのような想いがあると、人間関係が悪化したり、簡単に傷付いたりしてしまいます。
「誰も正しくないし、誰も間違っていない」
人はそれぞれで、どんな考え方を持つのも自由です。人は自分らしい概念の世界を生きることができます。「誰も正しくないし、誰も間違っていない」のがこの世界の在り方。どんな人が現れても、このことを理解することがこの世界で自分らしい概念の世界を自由に生きる上で大切なことです。他者の考え方に翻弄されてしまう場合、それは自分の世界を生きるのではなくて、他者の世界を生きることになってしまい、結果的にやりたいことができなかったり、なりたい自分にはなれません。他者の考え方が気になる場合、それは気にさせているブロックや葛藤が内側にある証でもあります。そこに時間を割くことは、自分の時間を無駄に使ってしまうことにも繋がり、健やかな状態とは言えません。
他者の考え方に巻き込まれない秘訣
もちろん、この世界は人間関係が大切です。よりよい人生を描くためには、人との関係性は大切です。コミュニケーションを通してお互いを理解していくことが自分を知るためのキーでもあります。人間関係でポイントになるのは相手を認めることです。その視点が無いと、自分の考え方を強制的に人に押し付けてしまったり、逆に相手に従わなければならないと思ったり、傲慢やワガママにもなってしまい、結果として人間関係や世界が複雑になります。いろいろなケースや事情があると思いますが、どんな状況であろうと相手を認めることが自分の世界を自由に生きるためのキーです。
この世界では、「誰も正しくないし、誰も間違っていない」んです。
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