この世界で体験しているリアルな世界は、「見たい」「知りたい」「こうしたい」という自分の想い・意図・衝動があり、主観が生まれストーリーが展開しています。今目の前に表れているイベントや事象は、一人ひとりが創造している概念であり、それが人生です。
世界で創造されていくものは、自分の意識の中にある辞書に書かれている項目のようなものです。一人ひとりが、その辞書の項目の中にある概念に従って、日々の生活を創造しています。辞書に収録されている項目は、様々な経験を通して、増えていったり、または消えていったり。つまり、辞書は複雑にもなり得ますし、シンプルなものにもなります。複雑になれば、人生の概念も増えて複雑になりますし、シンプルになれば、概念もシンプルになります。
例えば、感情的な「怖さ」もその辞書の中に収録されている項目です。過去の体験で怖いという感情を身に着けて、ある事象に対して怖さというものが出るようにプログラムを自らしていきます。自分の辞書の中にある感情でしかこの世界を私たちは生きていません。つまり、「怖い」と感じる対象となる事象やイベントは、そのものは怖いものではありません。この世界にそのものが怖いというものは無く、自分の中にある辞書に怖いという概念があって怖さが表れているに過ぎません。
自分の辞書の項目をワクワクで満たしていくか、ビクビクで満たしていくかは一人ひとりの意図やビジョンによります。ビクビクにしていけば、辞書は複雑になっていき、ワクワクにしていけば辞書はシンプルになっていきます。その一つのポイントは他者との比較、時間(過去や未来)との比較を手放すことです。自分の人生を他者と比較することは意味がありません。一人ひとりがオリジナルの存在であり、独自のアプローチで生きています。日々の中でワクワクする体験を実践していきましょう。