上記の図はチベット文字の「あ」という字を使った特殊なシンボルです。この白抜きをただ見詰めてる実践をZineと呼びます。これはドリームヨガでは基本の実践で、明晰夢を見たり体外離脱するための意識作りをするために欠かせない実践なんです。この実践が日本に入ってきて「阿字観(あじかん)」となりました。パソコンの画面では少々やりにくいかもしれませんが、目が疲れない程度に、白抜きの字をただ観てみて下さい。その際、あまり一生懸命見るというよりは、目をソフトフォーカスにします。そして、体をなるべく動かさずに、瞬きも出来る限りせずに観ます。1分位やってみてください。実際は、徐々に長くして、20分位行います。瞑想の一種ですね。
さて、どうだったでしょうか?白抜きの文字が立体になったり、様々な模様が見えたり、キラキラとしたエネルギーが見えたり、ビジョンが見えたり。個人差はありますが、様々な現象が起こります。もし、そのような状態が起こったら、集中できずにうまくいっていないという証です。
Zineに仕掛けてある罠
この図案は様々な現象が起こるように設計されています。いわゆる罠が仕掛けてあるんですね。その罠にはまると、「これは面白い」「すごいビジョンが見えた」「私はすごい能力があるに違いない」というような想いが浮上します。これが集中力が切れている状態と言えます。ただ字を観るだけなのに、様々なストーリーが展開してしまいます。うまく行っている場合は、ただ字があるという状態で無心になり、最終的には「私=字」というような一体感や融合するフィーリングに包まれて、満足します。
罠にはまらずに本質を生きるために
私たちは私を知るための旅をしています。しかし、様々な罠、それは悲しみ、驚き、不安、楽しかった記憶など、にハマってしまうと、その先にある本質的な自分の道に進まずに、グルグルと同じ道を回ってしまったり、立ち往生をしてしまいます。様々な概念や意味にはまって、世界を個人的に捉え、複雑化したりして、本質の道へ進まずに何度も同じ繰り返し、結果的に本当にほしいものが手に入らなかったり、なりたい自分になれずに傷付いてしまいます。
全ては自らが作り出している概念。もちろん概念が無いと私たちは生きていけませんが、本当に自分にとって必要な概念を生きることができると世界はシンプルになり、全てが自分の意図で創造できることに気が付きます。世界には様々な情報が氾濫しています。そして、悲しみや世知辛い情報が増えています。よりよい人生のために活用できればOKですが、それによって傷付いたり、恐怖が出たり、気持ちが収縮するのであれば、それはあなたらしい概念ではないでしょう。なんでもいいので、日々の中で創造的な活動をしていきましょう。夢中になれるものの中にあなたの本質の輝きが存在しています。
アカシックレコードワークショップ間もなく開催です。