この世界には様々な選択が存在していますね。例えば、レストランに行った際にAセットにするか、Bセットにするか・・・、コンビニに行った時にもオレンジジュースにするか炭酸にするか、また仕事でもA社に行くべきかB社にいくべきか・・・と、日々様々な選択があり、人生は選択の連続だという考え方があります。
人生とは選択の連続ではない
しかし、人生とは選択の連続ではありません。選択とは過去の経験や様々な情報を元にした思考パターンや行動パターンから行われる行為で、ほとんどが幼少期の頃の親や家族、学校、そして社会から習ったことに基づいています。それは、人生の選択というよりは、安全に生きるためのパターン化された行動とも言えるでしょう。潜在意識の中に保存されている行動パターンや思考パターンが、無意識のうちに私たちの行動を支配していて、そこを元に「選択」をしています。そして、自ずとその結果もいつも同じようなパターンになります。
人生とは本質的な反応
人生とは選択ではなくて、本質的な反応です。それを「本質的な選択」とも言い換えることができるでしょうが、それは誰かに言われたり思考パターンや行動パターンではなくて(それがきっかけになることもありますが)、心の底からワクワクとしたり、情熱が沸き上がったり、「これがやりたかったんだ」というようなパッションやモチベーションからの反応です。その反応をすることで、本当にほしいものが手に入ったり、なりたい自分になれることが人生の中で展開していきます。
大きな視点からみれば、全てはプログラム通りに出来事は展開していきます。過去にしがみついて生きることも一つの道ですが、今の人生はかけがえのない貴重な時空であるとすれば、分岐点に差し掛かった際は、本来の自分を象徴している道へためらわずに進みたいと個人的には感じています。もし、いわゆる選択をして、また同じパターンになってしまってもご安心。チャンスは再びやってくるでしょう。でも、その際はいつもと同じパターンではなくて、創造的であり工夫心を持って本質的な反応していきましょう。