寝ている間、(だけではなく今こうしている時も実はそうですが)私たちは「意識の源」「本質」に帰還をしていています。そこでは、私たちの全てのタイムラインや意識の領域が映し出されているモニタールームのようなイメージ。映画マトリックスで描かれているアーキテクチャー(設計者)が登場しているような空間です。
今私たちが生きている現実は、このモニタールームに映し出されている複数の映像の中の一つです。人それぞれ、意識のフォーカス点は異なり、結果的に体験も異なります。今同じ時空にいて誰かと共有しているとしても、人それぞれが体験していることは、ユニークなモニタールームでの1つのモニターに映し出されている映像の一つ。一人一人がユニークな意識体験をしています。
もちろん誰かと一緒にいたり、文化や社会の中にいることはリアルな体験です。しかし、モニタールームからの視点で見れば、全てはプログラムの一側面に過ぎません。どんな体験をするか、どんな気持ちでいるか、どんな五感を味わうかは、一人一人のリアリティ次第です。パーソナルリアリティと呼びますが、個人的な現実は一人一人の意識がどんな世界を味わいたいかというプログラム次第です。この意味で、意識次第で、パーソナルリアリティは瞬時に創ることができます。
分かりやすい体験として、寝ている時の夢。夢は私たちはモニタールームに映し出されているパーソナルリアリティを象徴しています。体の防衛本能があるので、その映像は現実的な体が持つブロックやエゴ等で歪み、今の現実に照らし合わせた形に変換されてしまいます。ただ、ブロックが無ければ、私たちは様々なパーソナルリアリティをリアルに体感することができるようになります。夢で様々な転生を知ったり、体外離脱やアストラルトラベルの印象を見たり、パラレルライフを体験したり、または今の現実の未来を予知(正夢)したり。夢を探求することは、私たちの様々な可能性があるパーソナルリアリティを知る体験です。
夢はある意味で誰もが体験できるサイキック能力とも言えます。夢を知ることは、自分自身の現実を知り、本来の自分のプログラムを生きるために役立ちます。夢を単に無意識で見る事から、意識的にに見る夢(明晰夢)にしていくことがポイントです。