外側に対して不満や恐れなどがある場合、大抵それは自分の中にある抑圧やブロック、葛藤や固定概念や思考・行動パターンなどが潜んでいることがよくあります。その部分が外側の刺激によって活性化され、対象に対して怖くなったり、怒りを感じたり、悲しくなったり。
外側の不満や恐れに対して戦うと、結果的にその対象にエネルギーを注ぐことになりかえって対象物が大きくなります。そして、自分の中の恐れも大きくなり、また戦う・・・というループが起こります。
他者との比較もそうですね。「あの人に負けたくない」「なんで私だけがこんなこと言われなきゃならないんだ」という想いや嫉妬も同じで、どんどんと恐れの源が増幅します。許す、許さない、という概念も同様です。
このループにはまらないためには、外側に見返りや証明を求めることをストップして、自分自身で自分の価値を認める必要があります。自分を認めることが自分の力でできれば、外側で何が起こっていても参加する気持ちも無く、ただ自然の一部として通り過ぎていきます。自分を認めるというのはとても難しいイメージがあるかもしれませんが、まずは自分の価値や個性を発揮することです。その際、相手にどう思われるか等の評価を一切気にせずに、例えば、絵を描くことに興味があれば、自分の好きな絵をただ描くだけです。
自分の価値を自分で認めるとは、自分の個性に気付き、それをオリジナルなやり方で行っていくことですね。そうすれば、それは唯一無二のものなので、外側の反応や他者との比較は無意味になります。