五感や感情という感覚意識を通して、私たちは日常を生活しています。五感と感情がビジョンです。一般的にはビジョンというと映像的な印象があると思いますが、ビジョンとは五感と感情が組み合わさった複合体です。
日常生活を送っているときの感覚意識としての五感と感情は、それぞれ別々の機能をしています。嗅覚、味覚、視覚、触覚、聴覚という五感と喜怒哀楽やフィーリングなどを含めた感情。それぞれを様々な形で味わったり、または抑圧や抑制をして味わっていなかったりしています。ちなみに、嗅覚、味覚、視覚、触覚、聴覚はそれぞれ第一チャクラから第五チャクラに対応しています。
そして、五感と感情が統合してくると、直感やヒラメキ的で第六感と呼ばれている超感覚が統合され、最終的には腑に落ちる感覚、「知る」「存在」「慈愛」という包み込まれるような融合するような状態へとなります。直感は第六チャクラ、「知る」は第七チャクラと対応しています。この段階になると、時間という道具も使えなくなり、時空を超えた体験となってきますし、例えば「悲しみ」「怒り」等と感じていた感情も純粋なエネルギーへと戻り、「意味」がなくなります。
誰しもが日々、五感と感情を統合した形で使っていて意識も拡大した状態でいるのですが、やはり幼少期の体験や家族との関係性で、五感と感情がバラバラに分離していたり、抑圧していると、その事に気付くことができないものです。完全に自分を知るために、自分の本質の価値を知るためには、日々の生活の中で、意識的に体のケアをし、五感と感情も意識的に味わうことがキーだと感じています。