自然の中にいくとリラックスできたり、気持ちがスッキリとしますよね。川のせせらぎ、高原の爽やかな風、静かな波音が響く海岸、イルカと一緒に泳いでいる瞬間。その光景を思い描くだけでも、リラックスできそうです。
自然の中に行くと気持ちがいいのは、シンプルに自然界には不安や心配、ブロック、葛藤等が一切ないからですね。自然界には人間のように偏見が無くて、いつでもバランスに保たれています。木は木で満足しているし、石は石としてただ存在して静寂さと共存しています。その自然との共鳴することで、私たちに本来ある純粋さが拡大するんですね。
しかし、私たち人間は自然界の存在とは異なる点があり、その一つは「過去」や「未来」、「私」と「他者」というように比較をすることです。それは外側に自分の正しさの証を求めている状態です。様々なブロックや抑圧などを外側へ投影して、生きてきた証を正当化していると、自己憐憫や自己重要性の罠にハマってしまいます。この状態のままでは、この状態がループして、欲しいものやなりたい自分になるのに時間が掛かります。
自然界の持つバランスは本来は私たちの中にもあるものです。その部分を知ることができたり、繋がることができていれば、例え人工的なものに囲まれていても、自然の中にいるときと同じ状態でいられるものです。個人的な想いやブロック等を外側の自然に投影していないか注意して投影をストップしていくことで、自然との繋がりや絆が深まっていきます。例えば、石の浄化。本来石はそれだけで満足しているのですが、石に個人的なブロックを投影することで、石が疲れて見えたり、くすんで見えたりし、石は浄化が必要だという概念が生まれます。でも、実際は私たち人間が浄化が必要なんです。自然界に個人的なブロックを投影することを止めていくと、本来の自然の姿が見え、つながりも深まりますし、私たちの本来の姿も自分の力で分かってきます。