この世界はまさに情報社会です。今から500年前に始まったルネサンスの時代から情報がどんどんと増えてきています。時代が進むに連れて、情報量が倍々ゲーム的に膨れ上がってきています。特にメディアの発展、インターネットの普及も手伝って、どんどんと世界は複雑になってきています。
でも、この世界は実際とてもシンプル。想った事、意識した事がが目の前に創造され、それを体感するというシンプルな仕組みです。しかし、情報の複雑化によって、何かを現実化させるのにもいろいろなアプローチが歴史とともに増えていて、すぐに現実化させればいいのに、様々なアプローチや概念を通すので一筋縄では行かないようになっています。
もちろん、情報が増えて、様々なテクノロジーが発展しているのは間違いありませんが、私たちの心は複雑になり、何かを手に入れるために「まずこれをしてから、これをして、それができたらこれをする」というように様々なややこしい手順の概念も増えてきていて、その方法にどっぷりとはまってしまうと他の簡単な方法やアプローチは蚊帳の外になりがちです。結果的に頑固になったり、ビジョンが狭くなり、「こうでなければならない」という正しさの必要性が強調されてしまいます。
今の時代、情報を減らすということは不可能で、これからもどんどんと情報量は増えていくでしょう。なので、もっと複雑な情報社会になり、それに伴う心の揺れも増えていくように感じます。だからこそ、今の時代「柔軟さ」「工夫さ」がとても大切で、様々な情報の中で混乱するのではなく、情報を活用しつつシンプルな道を生きるためには欠かせない要素だと感じます。「こうでなければならない」というアプローチから少し離れ、工夫をしてもっと楽でシンプルでオリジナルな方法を創造していくことが柔軟に生きるキーでしょう。今の時代、創造力を活用するチャンスも増えています。日々の日常の中で、自分の創造力を活用するチャンスがあります。