感情によって傷付くこともできるし、感情によって豊かな情報を味わう事ができます。感情は純粋なエネルギーで、どのような価値感や信念を持っているかで、様々な状態に変化します。
長年の歴史や人類の進歩によって、本来は純粋なエネルギーであった感情が様々な質に分類されてきました。そして、怒り・悲しみは悪で、楽しさや喜びは善というように二元化されるように、感情は複雑になり、結果的に人間関係も複雑化されてきているように感じています。
感情に意味を付けた瞬間、そのエネルギーは自分自身の中へと入り込み、分離感を強化します。「あの人が私に○○したから怒っている」とか「私は○○だから悲しい」というように何らかの自分の意味を外側に証明しようとする場合、感情は自分に傷をつけます。喜びや楽しさという感情も同様です。楽しさに期待をすると、それが叶わなかったり、「過去こうだったから」という期待に繋がり、結果的に傷付くということにもなり得ます。
感情から今の自分を知ったり、豊かな情報を味わうためのポイントは出来事と感情を混同したり、感情に意味を持たせないようにすることです。悲しい状態であったら、例えば「過去こうだったから私は悲しい」という意味を付けずに、ただ悲しみのエネルギーを味わうことです。十分に味わえると、それは純粋なエネルギーになり、クリエイティビティのソースにもなります。
アカシックレコードリーディングやリモートビューイング等の情報を扱うテクノロジーのケースでも、感情を自分の過去の体験と混同すると情報からずれます。でも、しっかりと味わうと、そこから様々な情報が湧き出てきます。