最近の時代傾向として、自分自身の本質に目覚め始めやすい反面、元の眠った状態へと戻ろうとする傾向も同時に強くなってきているように感じています。相反する力が働くというようなイメージですね。
自分自身に目覚めていくと様々な能力や可能性も目覚めていきます。今まで気付かなかったり、眠らせていた能力が活性化していくと、周りの人に対してのコントロールの問題が浮上する傾向がよくあります。次のような想いがよくありがちな例です。
「この能力は素晴らしいから、この力であなたを助けてあげましょう。」
「なんでそんなわずらわしいことをしているの?私が代わりにしてあげましょう。」
「私は特別な存在だから、あなたを助けてあげましょう。」
「あなたのスピリットガイドが○○と言っているから、私があなたを助けなければならない。」
このような傲慢さや自己重要性が浮上します。これは他者の許可があれば全く問題はありませんが、許可が無く勝手に上記のような事をしてしまうと、結局は目覚めていたのが、再び眠りについてしまうようなものです。傲慢さは誰しもが持っているもので、矛盾するようですが自己に目覚めるほど、浮上しやすい罠。
どんな時でも、相手がどんな状態であろうと、他者の存在を認め、もし相手に伝えたい事やしてあげたい事があれば、直接的にコミュニケーションを使って対話をし、相手の許可を得ることがとても大切です。もし、相手を操作すれば、そこには「私は他者からの操作を認めている」という状態です。そこから、様々な人間関係上のトラブルも起こり得るし、「外側に自分の正しさを証明する」ということが続き、いつまで立っても満たされない状態がループします。