サンスクリット語で詠われる古代ヴェーダの叡智で最も有名な言葉の一つに「SHANTIH」という音・言葉があります。このShantihは映画「マトリックス レボリューション」のエンディングJuno Reactorの「Navras」という曲でも使われています。また以前、アーティストのAkoともこのマントラを使ってCDも作りました。
Shantih(シャンティ、シャンティヒ)は日本語訳にすると「平安」という意味のある言葉になります。平安とは様々な状況によって概念も変わるでしょうが、一般的には健やかで、ストレスや不安が一切ない状態ですね。この意味での平安では、あるときは平安でいられても、ある状況では不安ということになり得ます。
そこでポイントになるのが、このShantihの「平安」です。このShantihは永遠の平安です。そうなるために大切なキーワードがあります。それは、十分な知識や知恵、そしてどんな強風が吹いても倒れない強い根のような強靭さや世界を個人的に受け止めないパワーです。これがあれば、どんな状況であっても平安でいられます。
この意味で、平安になるためには、様々な知識や叡智を学ぶということが大切になります。実際、魂的には何も実際は学ぶ必要は無いんですが、私たちには体もあります。心身の共同体で平安に生きる秘訣は「知る」ことです。