日々の生活の中で、私たちは物事をポジティブかネガティブかで判断しがちですよね。
ポジティブは良くてネガティブは悪いといった、簡単な二分法です。
しかし、こうした単純な分類は人生に制限を与え、結果的に私たちを傷つけることがあります。
例えば、ある出来事が悪くて、別の出来事は良いと決めつけることで、気持ちや事象をポジティブとネガティブにラベル付けしてしまい、人生に浮き沈みを生み出します。
ポジティブを追求すれば、必ずネガティブが存在することになります。
一つの出来事を評価している時、その背後には必ずそれと反対の評価が存在しています。
プラスとマイナスの間で揺れ動くことがサイクルのようになり、時にループすることもあるでしょう。
中道を意識して生きる
ここでポイントとなるのは、ポジティブとネガティブの両方から自由な中道を保つことです。
中道とは、どんな出来事が起こっても「良い」「悪い」と裁かず、バランスを保つ生き方です。
これはポジティブでもネガティブでもなく、フラットでニュートラルな状態を指します。
エネルギーの傾向があっても、そこに評価を加えず、現実をそのまま受け入れることが重要です。
日々の中で自分自身を責めたり、「こうでなければいけない」といった決めつけに気づいたら、その瞬間に止めることが大切です。
自己認識と感情のバランス
自分の中でポジティブかネガティブかと判断することは、往々にして自己評価にも影響します。
特に自己認識において、自分が否定的に見えてくると自己嫌悪に陥ったりします。
これがネガティブなループに陥る原因です。
反対に、ポジティブであることに拘ると、現実に不満が募りやすくなります。
自己認識をフラットに保ち、自分を観察することが中道に近づく一歩です。
まとめ
ポジティブとネガティブにラベル付けすることなく、バランスを保ちながら中道を歩むことは、自己認識と感情のバランスを整える秘訣です。
物事に善悪の評価をつけず、状況に流されない生き方が私たちの意識を解放します。
些細なことでも、今この瞬間を大切にすることが、私たちをより自由にしてくれます。