臨死体験で気付かされたことはたくさんありますが、その中でも強烈な気づきは
「あなたは私であり、私はあなたである」
という事です。
少々、傲慢な表現に聞こえると思いますが、
「私はあなたを作っている」
という事ですし、
その逆に
「あなたは私を作っている」
という事でもあります。
氷山の一角という言葉がフィットしますが、
元々の本質では全ての人は一つに融合していますが、
この時間と空間やエゴがある物質世界では、それぞれが分離して「個」となり様々なユニークな体験をしています。
この意味で、全ての体験を自分一人でする必要が無く、誰かが代わりに体験してくれていますし、
自分にしかできない事もあるという事で、それぞれが貴重な体験を日々しているということになります。
他者を認識できるということは、自分の中に他者を創造するエッセンスがあるという事になり、
それが「私は他者を創造している」という表現になります。
現実的には、この世界ではそれぞれがユニークで、価値があり、みんな違います。
本質的には、ありとあらゆる人は自分と同じであり、全てが融合しています。
この2つの矛盾する視点を今という瞬間に意識的に感じられると、
人間関係がスムーズになってくるし、他者との縁も理解できるようになるし、
「自分」という概念を尊重し、創造力や表現力などオリジナルのパワーを表現できるようにもなってきます。
他者を認識した際に、心の中で「私があなたを創造しているし、あなたも私を創造している」という視点で向かい合ってみる事で
この世界のユニークさに気付かされます。