この現実的な世界は制限があります。
時間、空間、自分、他者、文化、言語、物質・・・全ては概念があったり、境界線があったり、分離していたりと、分類したり、グループ分けできたり、ルールがあったり、枠組みがあったり。
だからこそ、この世界は成り立っているし、体を使って様々な体験をすることが可能です。
その体験こそが、人間として生きている証で、貴重な体験です。
しかし、その制限のみにフォーカスしていくと、集合的な枠組みに参加していくことになります。
そうなると、本質的な個性がなかなか発揮できずに、エゴ(自我意識)の生命維持プログラムによる「生き残るため」だけの生き方になっていってしまいます。
傷付きやすさ、不満、不安、苦難、混沌・・・このような集合意識が持っている要素に参加することに繋がりやすくなります。
よくあるフレーズではありますが、自分らしく生きることが本質的な生き方です。
そのためには、制限の中でも自由自在に自分の個性を発揮していくことがポイントになります。
例えるならば、塗り絵。
まだ色が塗られていず、線や枠のみで構成されている塗り絵。
その中を一般常識的な色で塗るのではなく、自分の創造性に任せて自由に色を塗っていくことが、本質的な生き方。
子供の塗り絵って、大人の「正しさ」とはかけ離れていることがありますよね?
大人だと、「ここはピンク」というところを青で塗ったり、枠を超えてダイナミックに塗ったりします。
僕の娘がシンデレラの塗り絵を全部ブルーに塗っていました。
「どうして全部青に塗ったの?」
と聞くと、シンプルに
「楽しいから」
という理由でした。
好きなように色を塗る子供の好奇心に本質を生きる秘訣があります。
自分らしい個性を発揮するファーストステップとして、一般常識に縛られず、塗り絵をしてみることをおすすめします。