英語で表現すると「I AM THAT I AM」という元々はヘブライ語から来ているフレーズになります。
日本語では様々な表現に訳されますが、「私は私であるところの私」や「私は私としてここに存在している」「私は紛れもない私」というようなニュアンスになります。
つまりは、自分の力で自分の価値を認めている状態です。
ヨガの世界では、「SO HAM」というマントラでも表現されています。
この「私は私で在るところの私」の状態は本来の本質的な生き方になり、楽な生き方になります。
世界で様々な出来事が起こっていても、それはそれとして認めつつも、今この瞬間を自分自身の本質的な生き方をただしていればOKということになり、他者への嫉妬や不満などできなくなり、誰が何をしていようがある意味どうでもよくなります。
「どうでもよい」とはちょっと傲慢な言い方に聞こえると思いますが、無視したりするわけではなく、完全に認められている状態ですし、自分自身の本質の何かと共鳴すれば、それについてその人から学んだり、一緒に何かをしたりという協力的になります。
「私は私であるところの私」になるためのファーストステップは、自分の価値や個性、創造力、表現力を他者との比較を一切せずに行動、実践することです。
誰かの評価を気にしたり、「上手い・下手」とか「自分には才能がない」というような判断や裁きは全くいりません。
誰かの意見や実践などを参考にすることは必要な事もありますが、誰かの言いなりになる必要はありませんし、評価を求める必要性もありません。
とにかく、自分の好きなこと、嬉しいこと、ワクワクすること、興味のあることを自分なりのやり方で表現することです。
更に、いきなり完璧にやろうとせずに、できる時にできる時間で構わないので、少しづつ、でも毎日ちょっとづつ行っていくことがポイントです。
そうすることで、エゴ(自我意識)は私たちの本質のビジョンを受け入れ、「私は紛れもない私である」という状態が実現していきます。