スピリチュアルな概念などに「魂を成長させる」というフレーズがあります。
「魂」という言葉には様々な思想や文化の背景があるため、一つの定義に絞るのは正直難しいので、もしかしたら定義によっては「成長させる」という概念が的を得ている事もあるでしょう。
しかし、僕が体験してきたシャーマニズムや臨死体験の視点から魂の領域を「本質」「源」「超意識」に捉えれば、魂は成長もしませんし、劣化することもあり得ないと言えます。
魂は常に完全で、完璧で、全体で、永遠です。
その状態を例えば100とすれば、101にもならなければ、99にもなりません。
どんな状況であれ、環境であれ、どんな人であっても共通であり、それは一点の曇りも無く太陽の光がいつでも輝いている状態です。
この意味で、「魂を成長させるために〇〇する」や「こんな事をすると魂を劣化させてしまう」というような想いは不要です。
成長や劣化という概念があるのは、この世界の物質にはあります。
私たちの体もそうですし、自然界の植物や動物もそうです。
なので、現実的な世界で「体を成長させるために〇〇する」や「こんな事をすると体を傷つけてしまう」というような事は言えます。
そのような物質世界の成長や劣化を見守っているのは、エゴ(自我意識)のプログラムです。
この意味で、「魂(本質)との繋がりを太くするために〇〇する」とか「〇〇すると魂との繋がりが弱くなる」というような事は、エゴの視点から捉えれば言えます。
魂自体は既に完璧なので、魂のために何かをする必要はありません。
今の体を使ってどのように魂の輝きを表現できるか?体のために何をするか?を探求することはこの世界をワクワク生きる秘訣です。