リバウンドは前の状態に戻ってしまう現象ですね。
よくダイエットで瘦せたものの、再び元の体重に戻ってしまう事で使われますが、ダイエットだけではなく様々な場面でリバウンドは起こります。
よくある三日坊主というのもリバウンドの一種で、新しい習慣が構築されずにまた過去に戻ってしまう状態です。
また、意識の拡大体験などでも、一度できた体験後に、できなくなってしまったり、再び葛藤の中に入ってしまったりという事もリバウドとして起こります。
結局、元の状態に戻ったり、過去の状態に戻ってしまうというのは、究極的にはエゴ(自我意識)の安全策で、死に対する恐怖を避けるために起こります。
新しい環境の中に入ることはエゴにとっては危険であり死んでしまうかもしれないと感じます。
それで、今まで生きて来れた慣れた環境に戻り、安心安全を味わいます。
リバウンドとは死を避ける行動です。
では、リバウンドを避けるためにはどうしたらよいか?ですが、
「その後、どうしたいのか?」
「その後、何を得たいのか?」
「達成後、どう生きたいのか?」
というようなビジョン・意図を持つ事です。
更に、新しい事を始める時に、一気に達成を意図せずに、焦らず少しづつ少しずつ行動していくこともリバウンドを引き起こさない秘訣です。
例えば、運動をしようと決めた時、明日から10キロ走ろうとするのではなく、まずは100mから始めて、徐々に距離を伸ばしていくような方法です。一気に10キロ走ろうとすると、体を壊したり、三日坊主で終わります。
リバウンドを引き起こさないためには、エゴのプログラムを「こんなことをしても大丈夫だ」というようにアップグレードさせていくことです。